ヒーリングっど♥プリキュア7話。
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
新たなる「マスコ(ミ)一族」、益子道男登場回(プリ5やハピチャの増子さんたちとは別苗字)。とはいえ、第三者の視点からのどか・ちゆ・ひなたの三人の関係性を裏打ちするエピソードだった感じ。脚本は広田光毅さん、演出は志水淳児さん、作監は上野ケンさんの布陣 pic.twitter.com/U5CGJVhh3s
話はその益子くんがのどかが最近、すこやか市を脅かしている怪物を呼び寄せていると睨んで、取材と称し彼女を追い回すというある種定番の筋立て。プリキュアの正体がバレないようにドタバタするエピソードですね。。ジャーナリズムというリズムを激しく刻むジャーナリスト魂に燃えている、益子くん…。 pic.twitter.com/Jp3nCLJTbu
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
スクープを撮ろうと躍起になる益子くんをのどかから離そうと、ちゆやひなたが注意を引いたり、ちょっかい出したりする様がコミカルに描かれている。問題の規模はプリキュアとして直面してるものと比べると小さいけれど、巧いのはちゆやひなたがのどかの事を「慮った」行動を取っているんですよね。 pic.twitter.com/HtEK5ZIgyU
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
5話で描かれたように、ちゆとひなたはのどかという「理性」がいないと、両極端な行動を取り、反発しあうのが示されていますが、今回はその双方が示し合わせて、のどかという存在に対して、アプローチは違えど同じ行動をとっているのがとても興味深い。https://t.co/PpHELNZYry
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
今回の7話は5話の対比となっていて、二人の行動の動機にのどかがいるかいないかで、ちゆとひなたの関係性が近くなったり遠くなったりしてる。こと三人の関係性において、その軸になっているのがのどかであり、彼女がバランスを取る事で、人間関係の輪が保たれているのがよく分かります。
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
裏を返せば、のぞかがいないとバランスを欠き、関係性は不安定になる、ということ。もちろん5話でもそれは描かれていますが、真にのぞかが何らかの要因で身動きが取れなくなった場合、二人は同じような行動を取れるかどうか。先への布石として注目しておくべき点なのかなと。
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
さて。すこやか中のジャーナリストとして、取材対象としてのどかを執拗に追う益子くんですが、自らの行動が勢い余って、周囲から煙たがられていることに自覚的で、実際はとても紳士に振舞う事の出来る男子なのでジャーナリストとしての矜持は持っている様子。 pic.twitter.com/5pNgTlxqZ4
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
彼のジャーナリスト精神の源は「雨露に濡れた蜘蛛の巣を雨上がりに見る美しさ」を皆に伝えたことがきっかけ。それをのどかは「夢中になれる事があることは素敵」だと受け止めて、続く言葉でなおかつ益子くんを原点に立ち返らせる。そのたった一つの台詞と演技で引っくり返すのがお見事だよなあ。 pic.twitter.com/Maf52ooXB1
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
この辺、のどかの背景も相俟って、なにか打ち込む事の出来るものを持っている人間を羨望を含めずにポジティヴに見せているのが巧みだし、翻って現時点ではプリキュアを「打ち込めるもの」と見定めている、のどかの「その先」を含ませたやり取りではあるよなあと。暗に「今はなにもない私」を滲ませてる
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
たぶん無意識の所作ではあるとは思うんだけど、病床生活が長かった分、彼女の態度や言葉の端々にそういうニュアンスが漂うのはそれなりに根の深い話ではないかなとは思う。さっきのちゆとひなたの関係とは別に、のどかには内面の問題があって、シリーズ全体を通じて描くテーマっぽいよね。
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
今回の「雨上がりの蜘蛛の巣」のイメージはまさしく「初心」だったり、夢中で打ち込める事のある人の「純真な輝き」で、それを見て、「美しく」思えるのどかにも向けられたメッセージでもありそうだよなあ。ホント意味合いの重ね方が上手い…。 pic.twitter.com/2aCGlmhcdZ
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
結局、益子くんののどかへの疑いは晴れ、改めてプリキュアという存在に気付いてしまったというオチ。ここら辺はセオリーどおりの展開で驚くところではないんだけど…。 pic.twitter.com/oxc5kTrWrN
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
この直後に、益子くんはのどかたちを「仲の良い友達」と認定して、第三者視点から三人の関係性を改めて定義付けているというひと手間の加え方が秀逸。普段の学校生活においても三人が一緒にいることへの説得力を裏打ちしてるわけですね。 pic.twitter.com/kWXiPnDOBP
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
たとえば今回の冒頭付近の三人の描写など、今後頻出するだろう描写から不自然さをある程度払拭させるというか、端から見ても「三人は友達関係」であることを強調して、違和感をなくすこどが出来るわけですね。同様に彼女たちが三位一体であることも裏付けているわけで。 pic.twitter.com/3wtdaW7duC
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
今回話した、ちゆとひなたの関係や顕在化するのどかの問題点が三人合わさることで軽減、もしくは和らぐわけです。「三人でひとつ」であることへの三者三様さが前景に出ることで「仲の良い友達」というのが強調されているわけですね、個々の問題はさておくにしても。
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
もちろん、これらの問題は1話で完結するものではなく、一年を通じた、長丁場によって結ばれるものなはずで、その辺はじっくり腰を据えて描く要素でしょうから、今後の描き方が純粋に楽しみではありますね。それこそ今回の「雨上がりの蜘蛛の巣」のように美しく纏め上げられるのか要注目です pic.twitter.com/nKPDcMwjTU
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日
それはそれとして着実にグアイワルさんがネタキャラ化してるのがw 威厳はあるけど端々で抜けている感じが憎めなくなってるのがまた。まだキャラ崩壊してないだけ、フレプリのウェスターさんよりマシだけど今後が心配です…! pic.twitter.com/nEyMOiRrwy
— テリー・ライス (@terry_rice88) 2020年3月15日