音楽鑑賞履歴(2020年6月) No.1377

月一恒例の音楽鑑賞履歴。
6月は1枚。
実はSpotify視聴に集中しすぎてて、実は0枚なんですがそれはそれとして。
いや、ちゃんとフィジカルで聞きたいんですけどね、ホントは。じっくり聞く時間を作って、ということがなかなか出来ずじまいでして。で、Spotifyで何を聞いていたかというとスティーヴィー・ワンダーの初期キャリアとか、月後半過ぎてからDUBから入って、ルーツレゲエやロックステディの世界にどっぷり浸ってて、抜け出せなくなりといった感じ。いや、自分にとって新しいものに触れる楽しみは完全にSpotifyに行ってしまってて、なかなか難しいところなんですが、購入してるものもきちんと聞いていきたいものです……。
というわけで以下より感想です。


Hombre: Rudy Van Gelder Remasters Series

Hombre: Rudy Van Gelder Remasters Series

  • アーティスト:Martino, Pat
  • 発売日: 2007/02/06
  • メディア: CD
・67年録音盤。白人ジャズギタリスト、パット・マルティーノのデビュー作。洪水のように溢れ出てくるフレーズをこれでもかとこねくり回すプレイスタイルが特徴で、切れ目のないソロ演奏は流麗そのもの。ジャズギターの典型的な編成であるベースレスのオルガンコンボ(にコンガ・ボンゴ)にフルートが入る構成。
発表された当時の時節柄か、マルティーノ独特の浮遊感のあるジャズギターはスピリチュアルというか、時にトランシーでもあり、瞑想に浸るような酩酊感も味わえる。後の長尺的な演奏はないものの、マシンガンピッキングとも呼ばれる、はっきりと彼の個性を感じ取れる処女作なのではないかと。