My Best TV Animation Top10

<初めに>
どもです。
今回の更新はTwitterハッシュタグ
「#私をフォローして未だに謎に思っていることを教えて下さい」
からいただいた質問より。
「今までの人生における好きなTVアニメベスト10を教えてください」
という内容です。


言われて気づいたのですが
普段色々、Twitter上でアニメの感想呟いてたりしますけど、
そういえば好きな作品にはそこまで言及してなかったかなと。


でも、簡単そうでけっこう難しいんですよ、これ。
いざ考えてみるとなかなか絞り切れなかったりで。
自分の中での「好き」な基準で測りなおすとまた変わってきたり。
元々、スパッと決めきれる性格でもないのであれこれ悩んじゃうんですよ。
好きな作品だと何度も繰り返して見ても飽きないし。
持ってないものでも手元においておきたいと思う、印象深い作品もあったりで。


今回は作品の思い出というか自分のアニメ遍歴みたいのも探りつつ、紹介できたらいいなと思います。
あと単純に自分の「好き」な作品なので世間的な評価はあんまり気にしてません。
順位についてはとりあえず今の気分で選んでるので常に変動してます。
むしろ順位はつけなくても良いくらいには好きなので。
そこを踏まえつつ、ご覧いただければ。
ではカウントダウン形式で10位から始めます。


10.チップとデールの大作戦('89〜'90)


<作品コメント>
商品がないのでOP動画を。1分過ぎたあたりから日本版OPです。
「わんぱくダック夢冒険」とかと同路線で「チップとデール」を当時の現代風に落とし込んだディズニーアニメ。
チップとデールが仲間たちとレスキュー隊を組んで、トラブルを解決していくという作りだったと思います。
オリジナルの「チップとデール」も好きでTVでこれがやってた同時期にレンタルビデオ借りてもらい、見た記憶も。
この時期は確か結構、海外のアニメ(ディズニーとかタートルズとか)の吹替えがやってた、はず。
リアルタイムで見て以来、見る機会がないのでもう一度見たいんですが視聴が難しいのが難点。
調べると新キャスト版もあったりで、テレ東版キャストはほとんど幻になっちゃってますね。
で、何でこの作品が好きなのか。
思い返してみるにレスキューレンジャーものの筋が好きだったというのが一点。
この頃からヒーローというより秀でた特技を持った者たちが協力し合って、
事件を解決する方がカッコよく感じてたんだろうなあ。
小さな喋る動物たちが活躍するという辺りにも。
あとはまあ、富永みーなさんが吹替えしてた紅一点キャラ、ガジェットに尽きるかなあと。
モナー属性はほとんどないんですが、天才少女でバイタリティのある博士キャラというのにグッと来てたみたいで。
好奇心が立ちすぎて周りが見えなくなる所まで含めて、
自分の好きなヒロインのライン形成に影響がでかいキャラの一人です。


9.ピーターパンの冒険('89)

ピーターパンの冒険(1) [DVD]

ピーターパンの冒険(1) [DVD]


<作品コメント>
いまや昔懐かしいハウス食品提供の世界名作劇場シリーズの一作品。
見てのとおり、ピーターパンを翻案した作品。
子供心にキャラクターデザインが凄く好きで、後述する作品を見る素地を築いているのも大きい。
キャラクターデザインと場面設定(レイアウト)を担当しているのがなかむらたかしさん。
なので結構アクションも良かったはず。
この作品、原作を踏襲した前半と完全オリジナルな後半のダークな展開に分かれてて、
特に後半が面白かったと記憶してます。
後半は冒険要素が強くなって、ロードムービーな色合いが強くなるのも凄く好きな展開だった。
このオリジナル部分、今思い返すとなかむらさんの手腕が利いてるのかなと思わなくもないですが、
真偽は定かではありませんね。
どんな状況にもへこたれず、余裕を見せるピーターパンがカッコいいなあと思ってみてたのが印象に深い。
あと何よりもヒロインのウェンディがまた可愛かったわけですよ。
なんでしょうね、基本的にめそめそしてる女の子が昔から好きじゃなくて、
その傾向はこの時点から今に至るまでまったくブレてません。
ウェンディもまた好みのライン形成に一躍担ってるキャラですが、
今見ても十分通用するデザインだと思うのは贔屓目だろうか?
当時の日曜日は夕方の18時からピーターパンの終わる20時までフジテレビのアニメゴールデンタイムで、
この後TBSの「日曜特集・新世界紀行」に流れるのが我が家のパターンでした。
DVDレンタルもあるのでちびちび見返しています。


8.ベルサイユのばら('79〜'80)


<作品コメント>
言わずと知れた出崎統監督の手がけた名作マンガの名作アニメ。
知名度についてはマンガやアニメを嗜む人なら名前くらいは知ってるはず。
これも個人的に非常に影響のでっかい作品で。
無論再放送で視聴した世代ですが、幼い時分で体験した初出崎、初荒木作品でしたね。
その時、話の筋を理解してたかは言うに及ばずといったところなんですが、荒木絵の美麗さは鮮烈に刻み込まれてた。
なによりオスカルです。なんかね、自分の好みのベースラインなんですよね。
男装の麗人」というか女性のユニセックスな部分とか
ボーイッシュ、マニッシュな部分に心惹かれるのはオスカルが原因です。
こればっかりはもう譲りようがない感じです。
また幼稚園か小学校に入るか入らないか位の時、物心がつくかつかない頃ですよ。
女性が男性っぽい服着る倒錯さ加減がインパクト大きかったんだろうなあと思います。
歴史ロマンとかフランス革命とか小難しい話理解する以前に、
そこのビジュアルに強烈な印象を持ったのは記憶してます。
ちゃんと全編を見たのは21世紀に入ってから。
見てみると前半の長浜演出が結構興味深かったり。
後半の出崎監督の方も十分面白いけど、原作を拡大解釈しすぎてる面もちょっとあるかなとか。
原作を先に触れていた分、出崎監督の演出は楽しめましたけども男性キャラが立ちすぎた感じはありますね。
後にウテナにハマったのはこの作品を見ていた影響があったのは間違いなくて、入り込みやすかったなあと。
一回見たのでそのうちソフトは購入したいなあ。


7.極上生徒会('05)

極上生徒会 Vol.1 [DVD]

極上生徒会 Vol.1 [DVD]


<作品コメント>
自分のアニメ視聴暦においてはターニングポイント的な位置に属する作品ですね。
今年の4月には話数十選ラジオもやらせていただきました。
極上生徒会10選 - In Jazz
中学高校になるとゴールデンタイムでやるアニメの本数も段々少なくなってきて(家にTVが1台しかなかったので)、
アニメを見る比重がもっとも低かった時期でした。
再放送のアニメとかも見てましたが、どっちかというとメインはマンガで時々小説読む感じ。
アニメにまた熱中しだすのは浪人を経て大学入ってから。
当時は某所のチャットルームに入り浸ってた時期でして、いろいろ交流してて。
その際、教えてもらった作品がこの作品でした。
自前のPCは持ってたので、TV放映を見ないで、自分の好みに合った作品を見てたなあと。
他に見てたのが、スクールランブルの1期だったり、光と水のダフネだったり。
マリみてとかに嵌ったのも同時期ですね。
アニメのスタッフとか声優とかをきちんと意識し出したのもこの頃から始まった感じ。
でまあ、極上生徒会
自分の中では心地いいコメディラインで、オリジナル作品のDVDを全巻購入したのもこの作品が最初。
あと当時の最新声優の知識はこれとスクールランブルで得たといっても過言でもない。
というかキャラソンCDまで買い出すまでのめり込む始末でいい思い出です。
いろいろ個人的に初体験の楽しみ方を堪能した作品でもあるよなあと。
ぶっちゃけ当時の話題作でもなんでもないし、作画も微妙な回がありますがそんなの関係がない位好きです。


6.魔神英雄伝ワタル2('90〜'91)

魔神英雄伝ワタル 2 Blu-ray BOX

魔神英雄伝ワタル 2 Blu-ray BOX


<作品コメント>
繰り返し見てる回数で言えば、1,2を争う作品。
当時は親に録画してもらって見てた(スイミングスクールに通ってた曜日に放送だったので)。
ワタルブームはちょうど幼稚園辺りでやってきて、プラクションとかを買ってもらってた。
自分のワタル初体験が、レンタルビデオで借りてもらったOVA魔神山編の前編(後編は借りてもらった記憶なし)
どちらかというと魔神が好きだった記憶が残ってて、1の方はそっちの記憶が強い。
魔神紹介ビデオなんてのも売ってて、それを後編だけ買ってもらったり、
確かアニメージュかなんかの増刊で出た、完結記念のムックも買ってもらってた記憶もある。
あと魔神図鑑的なものも。
だから2がやるってなって、録画してもらうことになったのが嬉しかった。
グランゾートはチラッと見た記憶があるけど、ワタルじゃなかったから見てなかった)
そんなこんなで物語としては2の方に断然思い入れがあったりする。
何度もビデオで見返しているし、先日出たBD-BOXも当然購入済みなんだけど、
改めて大きな影響を受けていると感じてます。
1はタイムボカン的なマンネリズムを感じるんだけど、
2はより少年の成長にフォーカスした色合いが強くなってて、そこへ強烈に心惹かれてる気がする。
特に後半の星天界の一連のエピソードやその直後から始まるシリアスな展開まですごく好き。
成長するための困難とか苦しみとかを逃げることなく描き、乗り越える姿を描いてるからこその感動がある。
そういったストレートさや物語をきちんと完結させてるところとかがもうね。
2は色々賛否があるけど自分は全面的に支持してます。
ここまで少年の物語として、児童文学的な強度を持ったアニメ作品ってあんまりないと思ってるし、
それを少年期に見れたというのも幸せだったんだなと今でも思ってます。
あと芦田豊雄さんのデザインは今でもこの辺りのラインと色彩感覚が大好きでこちらも影響受けてます。


5.ファンタジックチルドレン('04〜'05)

ファンタジックチルドレン 1 [DVD]

ファンタジックチルドレン 1 [DVD]



<作品コメント>
作品の出会いは当時書店員のアルバイトをしてて、その際に目に付いたアニメ雑誌の新作情報より。
どこかで見たことのあるキャラクターデザインだなと思って見たら、
ピーターパンの冒険」のなかむらさんだったって言う顛末で。
なんかもう見なくてはいけない使命感みたいのがあったわけですが、
前述のとおり、これもたしかリアルタイムで追わず、DVD購入で追った作品。
でも先にレンタルで見たんだったか?
自分の好きな物語の雛形のひとつにロードムービーがあって、
多分、ワタルとか大長編ドラとか宇宙船サジタリウスとかで培われてる気がします。
でまあ、これも冒険ものの範疇に含めていい作品だと自分では思ってまして、
同時に少年少女の物語でもあり、壮大な輪廻と純愛の物語でもあるわけです。
旅というか冒険の先に得たものがあって、それを胸に秘めて成長していく姿がすきなんだろうなあ、自分。
結構、作品自体がスロースターターで1クール丸々前段階という構成もすごいけど、
何度か見返すとこれはヘルガという少女の物語という側面が強いことに気づけたり、
重層的な見方も可能な作品なんですよね。
さっきのワタル2とかと毛色は一緒の傾向で、
少年少女に介在する幻想性そのものがファンタジーという作りが非常に文学的。
なかむらさんの関わった「ピーターパンの冒険」の一側面にもそういう箇所がうかがえるし、
自分が心惹かれてる部分なんだろうなあと思います。
それは案外アニメで物語を見る部分において、自分の大切にしてるところでもあるんでしょうねえ。
ある種、失われると二度と手に入らないものだろうからというのもあるんでしょうけども。
この作品も↓の企画を立てて、やれたのもいい思い出です。
朝まで生アニメ語り「ファンタジックチルドレン」 - Togetter
BDが出るのをずっと待ってます。


4.学園戦記ムリョウ('01)



<作品コメント>
高校時代に唯一、心に残った作品。BD-BOXが出たときは本当に嬉しかった。
TV放映以来の視聴できて感想録も記してるくらい好きな作品です。
ライスのアニメ感想.Ex #6:学園戦記ムリョウ一口感想録。 - Togetter
この作品の魅力は何よりもゆるっとしっかりSFしてるところです。
近未来の日常が不自然な感じがなく、現代と地続きな描写なのもぐっと来るし、
実は宇宙人がいて、ひそかに交流してたというくだりも色々好きで。
そういう明るい未来感は自分の見てたアニメにも通じるところがあった。
地球が宇宙的な転換点を迎える中での、次世代の少年少女が色々行動していく話なのが良いよなあ。
ここまで書き連ねてあれだけど、自分はベーシックに「成長する物語」が好きなんでしょうね。
自分たちで考えて行動して、その結果が次へと繋がっていくっていう。
単純だけど結構大切な部分で、そこをきちんと描いてる物語が好きってのは大いにある。
むろんそればっかりが好きなわけじゃなくて、いろんなのが好きだけど根本的にそういう物が好き。
ムリョウはNHK放映というのもあって、清涼感に溢れた青春ドラマ然とした部分も大変好み。
主人公の始とムリョウを筆頭にキャラも大好きで。
女性キャラも大変好みのキャラばっかりなのも自分にはポイント高いです。
上記リンクでもその辺り語ってる感想も出てきますw
何度見返しても多分飽きが来ないだろうと断言できる作品です。
コミカライズも出来が素晴らしい作品です。


3.桜蘭高校ホスト部('06)

「桜蘭高校ホスト部」Blu-ray BOX

「桜蘭高校ホスト部」Blu-ray BOX


<作品コメント>
榎戸作品ではこれが一番見返しているかなと。
いや、ウテナもスタドラもキャプテンアースや忘却の旋律だったり、
フリクリ、トップ2も当然見てはいるんですけどね。
これも薦められてみた作品だったはず。
タイトルがタイトルだったのもあって最初敬遠気味だったんですが、
1話見て印象ががらりと変わったりするから面白い。
記憶が前後してて、よくは覚えてないんですが
ウテナフリクリ、トップ2を見た後だったからこれが榎戸さんだったって言う驚きもあったはず。
事実、原作付きの作品で榎戸さんのキャリアの中でも特に見やすい作品だと思います。
メジャー感があるというか。
あまり多くは語るつもりはないですが
榎戸さんは「独特の言い回しやノイズが多いけど、実は王道かつ真理を突く」作風だと思ってます。
そこに心惹かれて、追い続けている方の一人なんですが。
ここまで話してきた、
自分の理想とする部分を物語としてずっと描いてるからこそ好きなんだなあと改めて感じました。
もちろんキャラの面でも藤岡ハルヒというキャラが
自分のどストライクなキャラであるのもお分かりいただけるかとw
そんなこんなでキャラ、物語と共に好きなだけあって、非常に高打率な作品でもあるんですよね。
あくまで自分の中でですが。
エピソードもどれもこれも好きですが、
特に最終回のEDが流れる場面までのためとカタルシスが素晴らしいのも特筆すべき部分だと思います。
榎戸作品群については改めて語りたいのでこの位にしておきます。



2.黄金バット('67〜'68)

黄金バット DVD-BOX PART.1

黄金バット DVD-BOX PART.1

 
黄金バット DVD-BOX PART.2

黄金バット DVD-BOX PART.2


<作品コメント>
とりあえずこの作品については有無を言わさず、「見ろ!」の一言で済ませたいけど少し語りますw
ライスのアニメ感想.Ex #1:黄金バット一口感想 - Togetter
↑の感想でもパトス溢れる勢いに乗った感想書いてますが、出会いは少し遡ります。
たしか中学か高校の、入りたての頃に我が家にもケーブルTVが入りまして、
その無料放送時に「野球狂の詩」と一緒に再放送やってたのが最初で。
そのヒーローらしからぬ異形のデザインに心惹かれてました。
その際はあまり熱心に見てなかったんですが、
上記リンクにもあるようにニコニコ動画で無料配信が始まって、懐かしさと共に見始めたんですよ。
そしたらものの見事にどハマリしまして。
なんかもうこのプリミティヴかつ荒唐無稽な感覚が自分がアニメに求めていた感覚だったんだなあと。
それでいて黄金バットさん、完全無欠のヒーローですさまじくカッコいいし。
逡巡とか一切なしの勧善懲悪ストーリーの王道感と
ハッタリ満載のいい加減な部分かつなんでもありなエンターテイメント性が凄い。
時代的な古さによるツッコミもあるけど、面白さは一切古びてないっていう奇跡のような作品ですよ。
面白さのためには一切妥協を許さない感覚が本当に得がたい。
説明になってないかもしれませんが、とにかく見てください。
失われた文化遺産ですよ、これは(そこまで言うか)


1.21エモン('91〜'92)

21エモンComplete Box [DVD]

21エモンComplete Box [DVD]


<作品コメント>
まあ、前々からずっと大好きだと語ってるのでいまさら言う必要もないかと思いますが、これが一番です。
幼少の頃から浴びるように藤子アニメを見てて、どれも大好きなんですが、
息を吸うように見ていたのでその分、非常に語りづらいというのも強くあります。
好きを通り越して、なくてはならないもの、みたいな。
他のエスパー魔美だったり、チンプイだったりも買い揃えたいですし、
ハットリくんプロゴルファー猿ももう一度見たいですし、
ドラえもんなんかは言うに及ばずです。
その中でも21エモンもDVD-BOXが出るまで、録画ビデオを何度も見返してた作品です。
むしろDVDも出てくれただけありがたいです。
なにしろ打ち切られた作品ですからね。
まあスタッフが後にクレヨンしんちゃん立ち上げたスタッフ陣なので発展的解消だったのかもしれませんが。
これも前半と後半で面白さのテイストが変わる作品なのですがどちらもしっかりSFしてる。
23話みたいな飛び道具回もあれば、
後半の「モジャ公」から引用した宇宙冒険シリーズはどれもクオリティ高いSFで唸るものがあります。
そしてなにより主役の21エモンが夢に向かってまっすぐ生きているのが素晴らしいんです。
ここまで語ってきましたが、やはり「夢と成長」というのがきちんと描かれているものが好きなんでしょうね。
21エモンについてはSFの部分や、コメディの部分も非常に好きで、どこをどう切っても好きですが、
今回話してきた内容と照らし合わせてみると、
どこかしら共通項があって自分の好む作品が連なっている気がします。
一要素であったり、作品性であったり、キャラだったり。
もちろん21エモンのヒロイン、
ルナちゃんはオールタイムベストヒロインのトップに挙げて良いくらい、好きなキャラだったりしますがw
それらの要素がそろっていればいるほど、自分の大好き度が増しているんだなあと思います。
これからもいつまでも見返していくことになると思いますが、多分飽きることはないんだろうなあ。
もちろんこれ以外の作品も。




<終わりに>
以上が、自分の好きなTVアニメベスト10です。
選んだ作品の放映年をずらっと見ていただくと分かると思うんですが、
90年代初頭作品に思い出深い作品が集中してるのに対して、90年代中〜後期作品が極端に少ない。
無論全く見てなかったわけじゃないんですが、
どうも挙げている作品と比べちゃうと響くものがなかったわけです。
どれももう一度見返したいとは感じられなかったんですよね。
正直、リアルタイム世代ですがエヴァウテナも当時はほとんど興味持ってなかったでしたし。
コメディとシリアスのメリハリがより極端になっていったというか。
物語がより内向的になっていったり、複雑になっていったりで
単純に楽しめるものではなくなっていったのは肌で感じてたので。
マンガとかで読む分には好きだったんですけどね。
それと年齢を重ねるごとに他の娯楽にリソース割いたりもしたので、
触れる機会が少なくなったのもあるでしょうが、
単純に自分の好みのラインから流行のアニメがズレていった時期だったんだろうなあと思います。
大分経ってから遅まきに見て、好きになったものもありますが。
あとガンダムや、特撮系はホントに縁がなくて今の今までほとんど触れる機会がないまま来てます。
今後見る事はあったとしても、影響受ける受けないの範疇で見ることはないとでしょうね。
そういう点で言うと、プリキュアとかも完全に楽しみで見てる感じです。
サザエさんと同じ感覚というか。
ついでにファンタジー要素も鬼門といえば鬼門。
正直、ゲームもRPGに熱上げてた事がないので自分の中ではマイナス要素に属する感じ。
しかしこうやって振り返ってみると、けっこう明確に自分の好みのラインが合って、
それに沿った作品が好きなんだなと確認できたと思います。
先にも書きましたが、結構選ぶのが大変だったのと順位付けも苦悩の選択でした。
好きなものだからこそ並列に扱いたいというか。
順位もまあ、気分によってかなり変動するとは思います。
一アニメファンとしては面白いランキングなのではないかなと。
楽しんでいただけたのなら幸いです。
最後に次点作と選外作にもコメントつけておきましたので併せて見ていただければと思います。
傾向はあんまり変わらないので悪しからず。
今回はこれまで。
それではまた次回更新にて。
ありがとうございました。



次点
うる星やつら('81〜'86)・高校時代に再放送で初期から最終回まで見てた。
これが面白くてリアルタイムで放送してた作品ほとんど見てなかったんじゃないかな?
・面白さはやっぱり押井監督がSDやってたぴえろ期に軍配が上がる。
ディーン期はキャラの魅力に引っ張られて惰性で見てた感じ。
宇宙船サジタリウス('86〜'87)
・自分のアニメ視聴暦の最初期の作品のひとつ。
主題歌は歌詞含みでいまだに好き(というか価値観に影響を与えてる気がする)。
・見ていて、好きだったという記憶しかないのでもう一度見返したい作品のひとつ。むしろBD-BOXが欲しい。
・藤子作品とともにSF体験の原点の一つだと思う。
・多分、アン教授のキャラも後々の嗜好の指針になってるはず。
魔法使いサリー('89)
・DVDかBD化が決まったら、即購入したい作品の一つ。
・これもキャラとしてサリーちゃんが好きだったという点で影響がでかい。
・わりとシックな色彩設定とか安定した作劇が見てて好きだったかと。これももう一度見たい。
バッグス・バニーのぶっちぎりステージ('89〜'92)
・いわゆるテレ東の輸入アニメ枠(てのがあったんですよ、当時)
・といってもこれは50〜60年代に映画館やTVでやってた短編カートゥーンを放送してた。
・見てて、爆笑してた記憶しかない。むしろ自分のギャグの好みのラインがいまだにこれ。
・思い返すとチャック・ジョーンズとかはこれで初めて出会った。
・後番組のルーニーテューンズになってから、急速に見なくなった。
モンタナ・ジョーンズ('94〜'95)
・これもソフトが出たら絶対に購入したい作品。
・内容はインディ・ジョーンズな歴史ロマン×タイムボカン
・主役が大塚明夫さんと中尾隆聖さんという豪華キャスト。
アルフィーの主題歌も好きだがなんだかんだで洋ドラマみたいな軽妙かつかっこいいノリが好き。
・しかしパゴット兄弟は日本人にどれだけケモナー属性を植え付けらればいいんだ
(名探偵ホームズと同じキャラ原案)
少女革命ウテナ('97)
・実はリアルタイムでは追ってなかった。当時はベルばらみたいのがやってるなあという印象だった。
・ちゃんと見たのは大学入ってから(劇場版→TV版→劇場版再視聴の順)。見事にどハマリする。
・物語としてはすごく好きなのだがキャラにそこまで思い入れのあるキャラがいないという作品でもある。
・劇場版のダンスシーンで泣く人です、ええ。
Wolf's Rain('03)
・これもDVDで。
・同時期に見たビバップよりこっちの方が好き。
・息も詰まるような滅びの話なのでまあ、好き嫌いは分かれるはず。けど出崎感ある(はず)。
・なんだかんだで男のドラマだし。
・4週連続総集編はもはや語り草だが、終盤の展開を考えると大人の事情だったのかなあと。
・ブルーが好きですがなにか
GUN×SWORD('05)
・DVDで追ってた作品。そういえばプラネテスと共に谷口吾朗監督ファーストコンタクト作品かな?
・当時居ついてたチャットで会った人たちやネットの感想とかの影響でいろいろ見てた時期。
神魂合体ゴーダンナーの流れで見てたはず。この作品も旅な部分がすきなんだと思う
倉田英之さんの描く男性のルサンチマンはなんだかんだで好き。
ef〜tails of melodies〜('08)
・ネットの評判がやたら良い&シャフトが話題だったので気になってみた作品。リアルタイムでは見てない。
・みんな、memoriesの方を評価するけど自分はmelodiesの方が心に響いた。
・というかミズキ超いい子!
・でもこれも話が好きなだけでキャラデザインは許容範囲限界ギリギリかな。
・なんだかんだで大沼心監督の最高到達点の一つではあるか。
戦国コレクション('12)
ブレインズ・ベースが「輪るピングドラム」のすぐ後に制作した作品
・何気なく見始めたら、ソシャゲ原作をいいことに
映画のオマージュやらやりたい放題な作品になって面白かった。
・一話完結スタイルであれこれいろいろな味が楽しめたので好き。
・軽く見れるのも魅力の一つかな。


選外


ガンバの冒険('75):物語が濃密。
エスパー魔美('87〜'89):OPが印象的、見返したいのでDVD-BOX欲しい。
チンプイ('89〜'91):ビビットな色鮮やかさが好き。デブラ・ムー大好き。見返したいのでDVD-BOX欲しい。
私のあしながおじさん('90):OP名曲。なんだかんだ地に足着いてる物語で好き。
トラップ一家物語('91):マリアがいいよねw
NG騎士ラムネ&40('90〜'91):ワタルの亜種として楽しんでた。キャラデザには特に何も思わず。
魔法のエンジェルスイートミント('90〜'91):自分の魔法少女アニメ感ってこれとサリーで補われてる。
ゲンジ通信あげだま('91〜'92):九鬼 麗(怨夜巫女)好きだったなあ。わりとSFしてる所も。
飛べ!イサミ('95〜'96):個人的に前半が好き。後半の巨大ロボとファーストコンタクト展開は嫌いじゃないけど微妙。
プリンセスナイン 如月女子高野球部('98):キャラデザが好きなのと野球アニメ然としてたのが妙味。
マリア様がみてる('04、'06、'09):なんだかんだで話が好き。黄薔薇ファミリー好き。
スクールランブル('04〜'05):1期のみ。上記の極上生徒会マリみてと共に
昨今の声優さんの知識をフォローしてくれた作品。
ケモノヅメ('06):湯浅監督作品その1。未整理かつごった煮感覚が良い。
カイバ('08):湯浅監督作品その2。奇妙な切なさが凄い。OP&ED曲がどちらも素晴らしい。
四畳半神話大系('10):湯浅監督作品その3。中村佑介さんのデザインを動かす驚きと共に
原作を上手く料理してた。明石さん大好き。
輪るピングドラム('11):幾原監督、ウテナ以来の作品。女性版エヴァ。セカイと生活に向き合う物語。
STAR DRIVER 輝きのタクト('11):榎戸ボンズ三部作の第二作。
なんつーか魔法少女アニメを男性でやった物語だよなあ。
輪廻のラグランジェ('12):まどかのキャラとOPが素晴らしかった。
京騒戯画('13):家族の物語、女性の物語、として語られるべき作品。石田彰さんの名演も光る。
サムライフラメンコ('13〜'14):倉田さん脚本。
トレンディドラマ感とオタクルサンチマンが拮抗した超面白いB級作。
キャプテンアース('14):榎戸ボンズ三部作の最終作。榎戸さんの集大成&ネクストステージが見えた作品。
ピンポン('14):湯浅監督作品その4。この原作にはこのスタッフしかないというがっちり嵌った感覚が良かった
and etc……