決してネタがないわけじゃなくて、鉄は熱いうちに打てということで。
一回、別ネタをはさんで、Angel Beats!の検証の続きを。
今回は前回の検証の余りみたいなものですので、手短にまとめられるといいのですが。
前回も眉唾な検証でしたが、今度も似た感じです。
あくまで「こうなのかな?」と予想を立てているだけなので、ご了承をば。
例によってネタバレしてるので、ご覧になる方は「続きを読む」をクリックで。
それでまあ、前回からの続きなのですが。
この画像から。
前回、仮想(ゲーム)世界説を前提に考えると、ゆり=天使も十分考えられることじゃないかって、とこまでお話しました。
Angel Beats!1話とOPにおける検証。 - In Jazz
詳しくはこちらをご覧いただくとして、話を進めましょう。
前回展開した仮説に基づけばですが、ゆりと天使は表裏一体の存在のように思われます。
ちょうど光と影のような正反対のキャラクターですし、それはOP(天使)とED(ゆり)の関係を見ても、その対比は明らかです。
孤独(天使)に対して、仲間&友情(ゆり)。
ここまで綺麗に分かれていると何か意味があるんではないかと勘繰りたくもなります(笑)
そうすると二人の関係ってどういうことなんだろうかなということです。
仮に天使に生身の実体があると考えれば、彼女は現実に生きる人間となります。
そうすると対比となるゆりは架空に作られたキャラクターと言うことになるでしょう。
このように現実と理想の対比となります。
OPで天使が一人でピアノを弾いているのが現実であるのならば、ゆりが音無や戦線のメンバーと寄り集うEDの図は理想となります。
孤独が現実で仲間と友情を分かち合う姿が理想。
つまり、現実で孤独を味わう天使がこうありたいと思う理想がゆりとなって仮想世界で具現化したのではないか。
そういう想像を張り巡らせることも可能です。
現時点では何も根拠がないのでただの想像になりますけどね。
ただ天使が死後の世界を管理している側なのに対して、ゆりたちの死んだ世界戦線はそれに抗っている側なわけで、これも対比ですよね。
おまけに一人vs集団ですし。
予想が外れていたとしても、対比が多いので何かネックになる部分ではないかと思われます。
そしてもう一つ重要なことがあります。
音無とはいったいどういう存在なのかと言うことです。
彼は主役の役割を演じつつ、記憶喪失の人間として死後の世界にやってきています。
Togetterの感想でも述べましたが、彼は無個性なキャラクターですよね。
記憶喪失してると言うのが一番の特徴なくらいで。
私たち視聴者の目線に立っているキャラだとも言えますね。
彼の記憶が明らかになっていくのか、と言うことも今後注目ではあるんですが、ふと気になったことが一点。
これってどういうことなんでしょうね。
一話の中で音無がこんな台詞を言ってましたね。
「どうしてお前らと(俺は制服が)違うんだ?」
対してゆりがこう答えます。
「あんたが違うんじゃなくて、私たちが違うのよ。それは模範生の格好。これが私たちクラスSSS(スリーエス)の格好ってわけ」
とまあ、こんな感じですが。
なぜ音無はNPCである模範生たちの格好をして冒頭に登場していたのでしょうかね?
これも相当こじつけですが、素直に考えるならば、
音無=NPC
ってことなんじゃないでしょうか。
あくまで作中世界が仮想世界だってことを前提に考えればですけども。
ではなぜNPCが音無になったのでしょうか。
現在のところ、謎ばかりなのでなんとも言えませんが、何らかの原因でNPCにバグが発生して、音無と言うキャラクターが仮想世界内に生まれたとします。
そうすると、イレギュラーな存在である音無は仮想世界にとって脅威なんじゃないでしょうか。
下手すりゃコンピューター・ウィルスにだってなり得るでしょう。
さらに言えば音無=無音、天使=(タイトルから察すれば)音を奏でる、と言う図式になります。
これをもっと簡略化すればこうなるんじゃないでしょうか。
音無=0
天使=1
つまり無の存在と有の存在。
なにかが生まれるのと何も生まれないの対比となって、にわかに音無=ラスボス説にもなってくるんじゃなかろうかと。
……自分で言っててなんですが、さすがにそりゃねーよって気にもなってきてはいるんですが。
まあ、当たっても外れても気にしない方向で。
あれこれ予想しながら、見るのも楽しいなあと言うことでどうか一つ。
3話の内容によっては状況がいくらでも変わるでしょうしね。
それでは今回はこの辺で。